日本はセキュリティ後進国 涙。。 世界評価:マイナーリーグの最低ランク
映画「インベーション・デイ 合衆国陥落の日」はもはや架空の話ではない。
2013年に公開された映画だが、当時問題作として話題を呼んだ。
あらすじはこうだ。アメリカ合衆国が経済成長をとげた中国に数兆ドルの借金をしていた。
ある日、アメリが全土に中国によるサイバー攻撃が仕掛けられる。それによりアメリカの金融、病院、通信、ありとあらゆるインフラが機能を奪われた。
中国によるサイバー攻撃は全米で使われている中国製のコンピュータをはじめ、家電製品に使われている中国製のチップを使い実行された。このあと、アメリカ人はリストバンドを着けるように強要され徹底した管理を行われるようになる。
2013年 中国製レノボPCの利用を禁止
偶然か、同じ2013年にオーストラリアや英国の情報機関が、世界最大のPCメーカである中国レノボ社のPCの利用を禁止していたとオーストラリアの有力紙が報じた。
外部からアクセスできる「細工」がされている可能性があるというのが、その理由。
2014年 ウクライナ紛争で被害が甚大であったサイバー攻撃
ロシアとウクライナによる紛争では映画「インベーションデイ」と同様にロシア製のチップとバックドアを使いロシアはサイバー攻撃を仕掛けた。これによりウクライナは電気・ガス・通信などのインフラが停止。甚大な被害を受けることとなった。
ここで最近報じられた日経新聞を見てみたい。
戦争「武力以外が8割」という見出しだ。
そして下の方には
サイバー防御において、日本の実力はマイナーリーグ、そのなかで最低の1Aだ。
とある。
このブログを書いているのが2023年だから約10年前でこうだ。 日進月歩の進化を遂げるインフォメーション・テクノロジーではもはや大昔の話となるに違いない。
2022年末から防衛費が巨額の予算アップについて報じられているが、強力な武器ほど乗っ取られると怖い存在はないこということも忘れてはいけない。
サッカーワールドカップでみせた世界に通じる力!
2022年サッカー ワールドカップでスペイン代表に勝ち決勝トーナメント戦へコマを進めた日本代表。
1993年ドーハの悲劇から2022年の約30年間でなし得た成果!
サイバー防御においては急を要し30年間での成果を待つのは難しいだろう。
教育と経験の蓄積により飛躍的に進歩するサイバー分野で、世界に通じる力を保持するのはそう時間がかかることではない。しかし、現在のIT教育は始まったばかりで核心的な教育は始められていない。
もっと、ハードウエア、OS、ネットワークと基礎教育へ力を入れていく必要があると考えている。